マイクロソフトが米ヤフーに「最後通達」を出してから、米ネット検索広告業界が揺れに揺れているようです。
米ヤフーが2週間の期限付きで、検索ページにグーグルの広告を掲載するという話が飛び込んできました。
当然ながらマイクロソフトはこれに関して反対。「独占禁止法違反にあたる」と問題視しています。
「YahooとGoogleの両社による合意は、いかなる内容であれ、検索広告市場の90%以上をGoogleが手中に収めることを意味する。MicrosoftによるYahooへの買収提案とは対照的に、これによって市場の競争が大きく損なわれることになる」
これに対するヤフーの策は「検索結果の3%内に留める」というもの。
あと、マイクロソフトがヤフー買収云々の問題について、ヤフーの2番目株主・Legg Masonがヤフーの支持を改めて表明しています。
米ヤフー2番目の大株主がマイクロソフトの買収提案でヤフー支持を再表明(CNET Japan)
いろいろ選択肢はあるし何でも試せばいいとは思いますが、3週間という期限の中で暗中模索していくのはなかなか難しいのではないかと。
他人事ながら企業価値の最大化というのはホント難しい問題です。