昨日MS、米ヤフーに最後通達。期限は3週間、返事なければ敵対的買収へという記事をお伝えしたばっかりですが、Yahoo!側がすぐさま反論に出るという形で動きました。
昨日の記事で「ヤフーを過小評価している」というヤフー側のコメントがありましたが、これを公に発表したような形となっているようです。
Microsoft Corporation(Google Finance)によれば、約3ヶ月スパンで見るとマイクロソフトとヤフーの株価があべこべの動きをしているようにも見えます。
2月の頭、マイクロソフトが米ヤフーを買収提案があったという地点でヤフー(赤)とマイクロソフト(青)の株価がクロスし、ヤフーの株価が30ドル近くまで達したのですが、MS側の買収価格31ドルには及ばず。
「どのような取引であれ、Microsoftが受けることになる戦略的価値も含め、Yahooの企業価値を真に反映した金額で行われねばならず、株主に確実な価値をもたらす条件下でなされねばならないという点で、われわれの立場は一貫したものである」と、書簡では述べられている。
マイクロソフトと連携した場合、そのシナジー(相乗効果)を反映して1株の価値を考え、価格を再提示すればまた話に乗るかもしれないということでしょうかね。
加えて、複数のヤフー大口投資家も「MSの提示額は過小評価」という声があり、やはり現に株を持っている人たちが強いのではないかと。
MSは買収額を再検討するのか、それとも買収を断行するのか、あるいは撤退するのか・・。今度はMS側の動きに注目しなければならなさそうです。