昨今「アイトラッキング」というリサーチ手法が結構メジャーになってきており、どのページを見てどのページへリンクしてそのサイトで何をやっているのか?ということを人間の目の動きを追って調査するという方法で、アクセス解析よりもモロにユーザーの行動が分かるというメリットがあります(反面、リサーチのコストが高そうですが)。
で、上記記事では国内最大手ネットショッピングモール「楽天市場」での買い物パターンをアイトラッキングで追った結果が書かれているようです。
楽天トップにおいて、女性被験者AおよびCは「特集バナー(リンク)」をクリックしました。この女性はその後、「Luxeなショコラ」「デザインチョコ」「ネット限定チョコ」の3つのカテゴリを何度も行き来しました。
という感じで、被験者が3人しかいないのでアレですが、女性は楽天トップページからバナーをクリックするという傾向がある程度ありそう。トップページからリンクという形で「良さそう!」と思われる商品のページに誘導する手法が適するのではないかと。
一方、男性は
1. 男性は検索窓を利用する
2. ランキング・売り上げなど、データ情報を注視する
3. 「セット/詰め合わせ」「ギフトセット」など内容を示す文言に惹かれる
という風にまとめられています。まずは「検索窓」を利用することが多いようで。
性別によってトップページを変える、というのは結構前からパソコンテレビのGyaOが使っていた手法ですが、テレビだけの時代だった頃は「視聴率」あたりしかデータで計れなかったものが、ネットの時代になってから細部の細部まで見られるようになってきてるもんですね。
YouTubeにも「Webマーケティングガイド」をアイトラッキングしている映像が流れていますが、人の行動パターンを見ていてなかなか面白い・・と思う私はちょっと陰湿っぽいところがあるのかな・・と。
Eye Tracking - Web Marketing Guide(YouTube)
タグ:アイトラッキング