上記記事にあるグラフを見ると、mixiのモバイルアクセス数(濃いオレンジ色)は堅調に伸びているものの、パソコンからのアクセス(薄いオレンジ)が減っているというデータがあります。
原因はいろいろあるようですが、「繋がりたいユーザーと繋がりにくくなっている」・・リアルでの旧来の友人やバーチャルで気の合う人が見つからない・・などや、「mixii(ミクスィ)」などのスパム対策が課題として挙げられていました。
さて、笠原社長の言う「mixi成長戦略」ですが、エンジニアの「One Day Free(1週間のうち1日を自由な企画が出来る日にする)」でいろいろとアイデアを練ったり(グーグルの20%ルールのような感じでしょうかね)、APIを公開することである程度オープンにすることを視野に入れたり、クリエーターの集まる場にする(→ニコニコ動画の「ねこ鍋」のような感じでしょうか?)などなど、いろいろ考えているようですが、上記ITMediaの記事に寄せられたトラックバックの中にもいろいろとヒントがあるような気がします。
英語だけでも自動翻訳できる機能を備えれば、
英語圏とのSNSの架け橋が出来る。
確かに国内に頼りっぱなしというのはいつか限界が来るんじゃないかと思います。笠原社長が「海外展開を検討中」と言っていますが、出来るだけこれを早めたらオモシロいことになるのかも。異文化圏の人たちとの交流をしたい人がミクシィで簡単にできるようになると、またユーザーを取りもどすかもしれませんからね。
ぶっちゃけ感じるのはSNSという「優遇閉鎖空間への飽き」を感じている人も少なくはないのではと・・・。
ここの解決ってすごく大事だと思います。
Yahoo!JAPANのSNS「Yahoo!DAYS」が今月から誰でも登録可能になる等のことを考えると、どうしても「招待制」というのは初めワクワク感があっても後から「飽き」が来てしまうのは否めないということでしょうか・・。クローズでもうまいことやっている「ニコニコ動画」などがやはり参考になるのかな・・と。
私ももう少しmixiの「今後」を見守ってみることにします・・。
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英語圏への拡大は確かに新規ユーザ獲得につながると思います。今までとは一味違った交流も生まれるでしょう。
ただリピーター云々部分の解決には弱いですよね。
人はどんな事でも「おもしろい・便利」等の好奇心が持続するからソレを継続するのであってそう感じなくなったら離れていきます。
流行り廃たりの早い現代でどういった手法を使って生き残っていくのか、今までとは違った意味で今後も注目ですね。
書き込めど書き込めど「そのほうこうには だれも いない」ってな具合に・・。
でも、これをコミュニケーションの1つと感じて楽しさ・面白さを見出している人がいるのも確かな事実ですよね。
そう考えると多様化したニーズにどれだけ応えれるか(プラス、もちろん流行り廃れも激しい中で)も、生き残りを賭ける要素の1つになるかもですね。