昨年diggでちょっと話題になったエントリですが、今さらの訳になってしまいました。記事が出てから多少時間は経っているのですが気になったので取り上げてみます。
ガソリン高騰、そして食品の値上げいうことを当ブログでお伝えしましたが、2008年も食品の価格に追い討ちが掛かるという予測があります。
アメリカ農務省が発表したところによると、小麦製品・大豆食用油が大幅に値上がりするということ。家計を切り詰めるために家で調理しようとしても4.5%の押し上げを食らうようです。外食ほどは高くならないにしても、これは大きいかも。
同農務省エコノミスト曰く、2007年の食品値上がり率は4%、これは1990年以来の記録となるらしいです。08年も3%程度の値上がりが見込まれるとのことです。
一方、レギュラーガソリンは10.7%の値上げという予測があります。ということは、車でスーパーに買物に行って食品を買うだけでかなりのコストが上積みされそうな勢い。低所得者層にとっては生活そのものもなかなか厳しいことになってくるのではないでしょうか。
卵などは例外的に安くなるそうですが、シリアルなどは6%前後の上昇となる様子。
エコノミスト・Leibtag氏によれば、小麦価格の上昇はオーストラリアやアメリカの干ばつによる品不足が主因なのではないか、ということ。
「イタリアでパスタの値上げに反発して不買運動が起こっているらしい」という記事でコメントを頂いたのですが、昨今注目されているバイオエタノールの需要増加ということで、大豆農家が(バイオエタノールの原料となる)トウモロコシに転作、その結果大豆油の価格さえも上昇しているということです。
バイオエタノールを導入したからと言ってガソリン価格が下落するか?と言われるとそうでもなさそうですね・・。
[関連記事]
ドメイン名の卸値上げとユーロ高で欧米のドメイン名が高くなるようです
なんでもかんでも値上げのこの時代に逆行し、イオンの「マックスバリュ」は値下げ敢行
原料の価格高騰によりポッキーの中身が10月2日発売分から1割減少
ちょっと気をつければ出来る20個の節約術(と、それが出来ない私の言い訳)