株の銘柄を区別するものとして、日本では「証券コード」という4桁の番号が割り振られています。たとえばトヨタ自動車なら「7203」、ソフトバンクなら「9984」など。
逆にアメリカの証券市場では銘柄を区別する際に「証券コード」ではなく「ティッカーシンボル」という、1〜4文字のアルファベットが使われています。マイクロソフトなら「MSFT」、GMの場合そのまま「GM」などなど。
で。「サン・マイクロシステムズ」は今まで「SUNW」だったのですが、27日からは「JAVA」になるようです。
米Sun Microsystemsは8月23日、NASDAQ株式市場での同社株のティッカーシンボルを「SUNW」から「JAVA」に変更すると発表した。新シンボルは、27日の取引から使用される。
「Java」はサンマイクロソフトが開発したプログラミング言語なんですが、その商品名/ブランド名をティッカーシンボルに持ってくるとは・・。
ティッカーシンボルはほとんど会社名の略記のような感じのものが多いので、逆に主力商品/ブランドをティッカーシンボルに使うというのもなかなか珍しいかなと思います。
Google Financeで「SUNW」ついて調べていたらこんな記事が。
Sun Changes Ticker Symbol To JAVA From SUNW(AHN)
"The number of people who know Java swamps the number of people who know Sun," CEO Jonathan Schwartz wrote on his blog. The current stock symbol denotes Stanford University Network Workstation.
サン・マイクロシステムズを知る人よりJavaを知る人の方がずっと多くなった、とCEOのジョナサン・シュワルツ氏がブログで語っているとのこと。SUNというのは“Stanford University Network”の略なんですが、最後の「W」がワークステーション?どういうことだ、と思ってウィキペディアで調べてたらこんな記事が。
スタンフォード大学で校内のネットワーク用のワークステーションを独自に開発したアンディ・ベクトルシャイムが、スコット・マクネリ、ビノッド・コースラらとともに会社を創立したのが始まり。
ふむふむ、第1号の製品はワークステーションだった、というわけなんですねー。歴史が深い。
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