「オークション詐欺」「ワンクリック詐欺」「なりすまし」「フィッシング」など、「インターネット詐欺」と一括りにしても様々なパターンがありますが、アメリカでは5人に1人がインターネット詐欺に遭ったことがある、という調査結果がマイクロソフトのニュースリリースに出ているようです。
マイクロソフトからのニュースリリースはこちら。英語版です。
Survey: Nearly One in Five Online U.S. Adults Have Fallen Victim to At Least One Internet Scam
あ、“scam”ってのは「詐欺」て言う意味です。
5人に1人が詐欺に
ほぼ5人に1人(17%)が最低でも過去に1度インターネット詐欺に遭った経験があり、うち81%は詐欺だとは思わずにメールを開くなどの自らの行動が原因で詐欺にひっかかってしまったと認めている。
という「知らずにメールを開いた」ため詐欺に引っかかったという手口。一時期日本でも携帯宛に大量のスパムメールが届いたことがありましたよね。「久しぶり!」というタイトルで釣って、開いたら「最近ここハマってるんだ☆」と出会い系サイトに誘導する、みたいな感じの。ユーザーが慣れてくるとそんな手は通用しなくなるわけなんですが、次から次と新しい手段を考えてますよね。たとえばこのブログでも取り上げましたがPDFを使った仕手株情報。詐欺とはちょっと外れていますが「PDFだったら信頼できるか」と思って思わず開いてしまいそうになるかもしれない、と。一見信頼できそうな情報に限って開いてしまうもんで。
信頼できる情報って?
MSのニュースリリース曰く、
Some of the biggest threats facing people online this year are fraud-related attacks, or cyber-scams, tricks that criminals use to fool people into giving them confidential information or by tricking them into thinking they are dealing with someone they trust.
要約すると、『今年流行っている典型的な詐欺の手口としては「信頼できる情報だ」と偽って情報を流して引っ掛ける、というパターンが多い』みたいな感じですかね。
信頼できる情報かどうかを調べるにはセキュリティを頑丈にするしかないんでしょうかね。あとは引っかからないようにそれ系の知識を持っておく、と。
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