スパムブログってご存知でしょうか。「スプログ」とも言われるのですが、意味不明な単語を羅列しまくってキーワードだけを並べておく、という感じで、そこにアフィリエイトなどの広告を乗っけておいて、たまたま検索してきた人に広告のクリックを誘導させるわけです。
例としては下記記事に掲載されているような画像みたいなやつです。
コンテンツ連動広告で稼ぐ人々 (2) - コンテンツ自動生成(CNET Japan)
さらに、誰かが書いたブログの記事を断片的に引っ張ってきて、それを羅列するのもスプログと言われています。
スパムのブログ版「スプログ」、ブログ界の脅威に(Hotwired Japan)
で、その影響もあってかグーグルのブログサービス“Blogger”ではスパムフィルタを用意しているらしいのですが、そのスパムフィルタにグーグルの公式ブログが引っかかってしまったということ。何と・・。
元記事に書かれていた広報担当者の話:
「(Googleの提供するブログサービス)『Blogger』のスパム検知ソフトウェアが、Custom Searchのブログをスパムと誤認した。当社の自動スパム検知ソフトウェアに引っかかった場合、ブログのオーナーにはその旨を伝える通知書が送られる。オーナーの要求があれば、Bloggerチームは問題のブログがスパムでないことを確認するために再調査を行う。今回の場合、Custom Searchの担当者たちがその通知書を見逃してしまったため、一定期間が経過したのち、ブログは使用停止となった。ブログのコンテンツは削除されたわけではないが、元のURLでは見えない状態になった」
Bloggerにスパム検知ソフトが入っていたのは初めて知りましたが、その背景としては、こんなことがあったようで。
ブログスパムの悪夢--「スプログ」でグーグルのBloggerが大混乱(CNET Japan)
2005年10月に書かれた記事ということは約2年前。それぐらいから問題視されてたんですか。
やはりこれ「自動で検知」するのは難しい・・・んでしょうね。
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