日光市ウェブサイトのトップページにバナー広告募集欄があるのですが、見たところ一件も埋まっていないというのが悲しい現実です。
地方自治体ウェブサイトのバナー広告と言えば、値段と言い、表示回数と言い、掲載位置と言い、費用対効果が良さそうに見えますがなぜ募集枠が埋まっていないのでしょうか。不思議。
バナー広告不人気の理由は何なのか。日光市内の企業や飲食店は老舗が多く、経営者も高齢化している。インターネットの広告に対する認識不足も理由の一つといえそうだ。ただ、日光市には県外に本社を置く大企業も進出しており、それだけでは説明がつかない。(中略)
市HPの平成18年度のアクセス数は約32万だが、同年度の日光観光協会HPのアクセス数は130万と約4倍も多い。
ということで、競合(?)となる観光協会の存在が大きいのもさることながら、「ネット?そんなわけのわからんメディアに金払えんよ」と言っている事業者も多いと思います。
ある程度既存の媒体でそれなりの費用対効果を確保出来ていれば確かにそれ以上の投資をする必要はないと思います。が、紙媒体とかと違うところは「ネットは生きたメディアだ」ということ。中小企業でブログでも一つ置いておけば即座に「顔の見える自社メディア」に早代わり。コツコツやれば見込みも増えると思うのになあ・・とは思いますがねえ・・。
ちなみに現在地方自治体のバナー広告は、見たところ直リンクが多く被リンク(ページランク稼ぎ)対策にもなるような気がして、結構おいしいんじゃないかとも思いますがね・・。
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