グレーゾーン金利撤廃で消費者金融4社の四半期決算が不調

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元ネタ:消費者金融大手4社、ともに減収 07年4−6月期連結(フジサンケイビジネスアイ)

グレーゾーン金利の撤廃による影響を消費者金融各社が受けていますが、各社の四半期決算(2007年4月〜6月)が揃ったので見てみたいと思います。

データ収集は消費者金融大手4社(アイフル・アコム・武富士・プロミス)のIRデータを元にしました。

括弧内のプラス/マイナスは前年同期比との比較です。

アイフルの07年3月期第1四半期(4/1〜6/30)の営業収益(売上高)は1,099億円(マイナス19%)、純利益72.4億円(マイナス50%)。
アコムの同四半期の営業収益は990億円(マイナス9%)、純利益は132億円(プラス24%)。
武富士の同四半期の営業収益は738億円(マイナス14%)、純利益は184億円(プラス404%)。
プロミスの同四半期の営業収益は872億円(マイナス9%)、純利益は66億円(プラス4%)。

と、アイフル以外は純利益が上がっているようにも思えますが・・。

4社では07年3月期決算で、今後3〜5年間に見込まれる返還に備えるために計1兆7000億円を引当金として計上している。今期は各社とも引当金の取り崩しで対応しており、収益への影響は出ていない。

という、切り崩しで持ちこたえている状況を考えるとなかなか厳しい。

融資審査の厳格化による成約率の低下も続いている。灰色金利撤廃決定前は60%以上で推移していたが、アイフルの場合、6月の成約率は36%にまで落ちこみ、口座数も12%減った。

ということで新たなビジネスモデルを模索しなきゃいけないというわけなんですが・・・。ベンチャービジネスやスモールビジネスにお金を貸せばいいのになあと思うのですが、そんな単純なわけにはいかないのでしょうか。さすがに無担保では無理なのか。

ちなみにネタフルさんにベンチャービジネスとスモールビジネスの違いについて書かれていました。
ベンチャービジネスとスモールビジネス(ネタフル)
「小さくても、自分が最も得意とすること、自分が楽しんで仕事ができて、長続きできそうなところ」をスモールビジネスとしています。

というのにちょっと感心。おっと話がそれてしまいましたが、なかなか厳しい消費者金融業界。潰れたら潰れたで困ることも出てくると思いますので厳しいですが頑張って欲しいな、と。

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posted by teraitakeshi at 2007年08月05日14:51 | Comment(0) | TrackBack(0)




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