さらに思考力が低下しているせいか仕事を頼まれたらとりあえず「あ〜、はい、やっときます」で目の前の仕事がどんどん増えていき、しまいにゃどれから手を付けていいかわからないという調子が月末まで続きます。
果たしてこの状態って良いのでしょうか。良いわけがありませんよね。自分を正当化するために裏づけ証拠をいくつか探してみます。
まずはマルチタスクと人間の脳について。
人間の脳は本当の意味でのマルチタスクなどできません。同時に2つの事柄に注意を向けることは不可能です。ただ、2つの対象の間を行ったり来たりしているだけです。そして、結局はどちらにもきちんとした注意を向けていない、ということになってしまいます。
同時進行的に物事を進めると注意力散漫になってどっちつかずになっちゃいますよということか。では現実問題複数の仕事が同時多発的に出てきた場合どう対処するかということになりますが・・。
それに対処するためにはどうすればいいかという具体的方法が、けんすうさんのブログに書かれています。
人間はマルチタスクには絶対に向かない(したらば元社長日記)
そこから抜粋。
1:作業ファイル以外は極力開かない
2:机の上に何もおかない
3:タスクはどこかにメモして忘れる
とくに3が使えそうな気がしますね。メモして「忘れる」。一旦忘れることって大事かもしれないですね。忘れたつもりが催促されて思い起こされたときなんかはモヤモヤ度絶頂になってどうしようもないのですが・・。
しかしマルチタスクはそれなりにいいのかなという事例も。
自動車工場で車を生産する場合、この人はタイヤ専門、この人はドア専門といった具合に、1人につき1つの専門性ばかりを追求させるのではなくて、1人で複数の生産工程を受け持たせるようにしたほうが、工場全体としての効率が高まる場合があることがトヨタ自動車の研究(いわゆる「多能工」の研究)などでも随分と昔から指摘されています。
本文で「ケースバイケース」という風に断っていますが、なかなか面白い研究ですね。
現在小企業(零細?)のITまわりを一人で任されている身にとってはなかなか興味深いかもです。こういう立場に置かれている身として考えれば、少しずつでいいから「自分の仕事を人に教えていろんな人に『多能工』になってもらおうと思うのもまたアリかなと。
とりあえずこれらの記事読んだら元気出てきました。明日も頑張ろっと。
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