さてさてその間に何やら面白いコンテンツが出てきたようで。
「やばいぞ日本」特集(iza!)
7月9日に特集の第1号記事が出ていますので、もう10日経っていて今さら感が漂うっちゃ漂うのですが見ていて興味深いというか、私自身も常日頃から危惧していることが的確にまとめられているような気がしますので紹介しておきます。
【やばいぞ日本】序章 没落が始まった(1)「ダイナミズム失う」(iza!)
この記事では主に教育について触れています。
記事の中には、かの有名な「研修留学したはいいけど数学などの成績が悪く結局落とされた官僚」の話もありましたが、それに続けて
日本の大学入試は、記憶力にたけた学生に有利にできている。「ゆとり教育」が行き渡って受験科目を絞る大学が多いから、数学を受験しなくても法学部や経済学部に入ることができる。国際的にはこれが通用しない。
もちろんそれはそうで、広範囲に絞って勉強するという「学力」を付けなきゃいけないというのは確かにあるんですが、何だかそれ以前の問題じゃないかって思うんです。教育システムも含め。
結局経済学などを勉強するのはほんとに頭良くて経済のことを勉強したい人だけでいいんじゃないかなって思うんですね。だから私は大学全入時代にはアンチな人間なんすよねえ。それよりは高校で進路指導するときの「学部決め」に重点を置いた方が良いかと。
「なんで経済学部なのか」「なんで社会学部なのか」「なんで工学部なのか」。一通り、全分野の良いトコ悪いトコをプレゼンテーションして、実際に長期間体験授業してみて、ほんとに熱意持って「入りたい!」って思う人だけがそこに入ればいいと思うんです。熱意さえあれば勉強なんて苦にならないと思うんですよねえ。
かつて大学時代に塾の講師をしていたことがあるのですが、そのとき子どもたちの態度から伺えたことは「いかにして勉強から逃れるか」ということにエネルギーを全力注入していたということ。当時は「呆れた・・・」と思っていましたが、何だか全部子どもたちのせいにするわけにはいかないんじゃないかと思います。逆に若いうちから「これだ!」と思うモノがあればそれに自分のエネルギーをそこに全力集中させることができるのでは、と。
あとは生活するのに最低限必要なマナー、幅広い考え方、人間力。これらの教育もモチロン欠かせません。もっと時間をかけて教えるべきかと。
などなど、一つの記事でいろいろ考えさせられました。この特集、時間があればまた読んで取り上げていきたいなと思います。
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日本のネット関連の法整備をもっと早急に、磐石なものにしないとヤバイのかも
そうしないと生活できないというのが現実な訳ですが。