グーグルの検索連動型広告「アドワーズ」。このアドワーズのアカウントを持っている米国の広告主が新聞広告も打てるようになったということです。グーグルから新聞広告を打てるサービス「Google Print Ads」というのが試験的に開始されていたらしいのですが、それがアドワーズのアカウントを持っている人たちに開放されたという感じでしょうかね。
うろ覚えですがこの話、Google AdSense Publishers day 2007あたりでもグーグルの中の人が言っていたような。
Google Print Adsでは、AdWordsのインタフェースを通じて、地方紙・全国紙いずれの新聞広告スペースも購入できる。広告主が広告を掲載したい新聞を選んで入札、広告デザイン案をアップロードすると、新聞社が入札額やデザインを見たうえで採用・不採用の決定を行う仕組み。新聞社から広告主へのフィードバックも可能。
御存知の方も多いかもしれませんが、グーグルの広告代理店業はネットだけではありません。
Google、ラジオ広告配信のdMarcを買収(ITMedia)
Google、テレビ広告ビジネスを一新する広告配信プラットフォームを展開(Markezine)
グーグル、紙媒体に進出--AdWordsスポンサーに雑誌広告枠を再販(CNET Japan)
そしてこの記事での「新聞」と、規模はさまざまながらもマス4媒体に手を出していることが分かります。そして本業のネット広告。グーグルの経営資源は「検索」「広告」を中心としてその他新しい事業をどんどん拡大していますが、単なる増強策としての買収というよりも何か明確な目標があっての買収だと感じられますです。アドワーズには出稿したことあるけど新聞広告はまだ手を出していないという広告主が気軽に出稿出来るインタフェースを提供するなど、なかなか面白い試みですね。一体どれだけでかくなってしまうのか、グーグルは。
[関連記事]
グーグルのFeedBurner買収についていろいろ考えてみる
グーグル、ネット広告のダブルクリックを31億ドルで買収!YouTubeより高額
新潟県のウェブサイトに「グーグルアドセンス」を試験導入
Googleの新たな広告戦略-ビデオ広告とゲーム広告に進出?