りそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行がATM時間外手数料を無料にすることを発表しました。
りそなからのプレスリリースは以下。
【りそな・埼玉りそな・近畿大阪】ATM時間外手数料無料化について(PDFファイル)
「終日」「無料」の字がデカデカと書かれているのが気持ち良いかも。システムとか理解するのが面倒な、私みたいな人にとっては非常に分かりやすい。
これで3メガバンクにとっては脅威になりそうですねえ・・。
りそなのATMは傘下3行で合計4793台(5月末現在)。手数料を無料にすることで経費は年間10億円程度増えるという。
(中略)
日銀の利上げに合わせて、預金金利の水準も徐々に引き上げられているが、依然として“すずめの涙”の低水準にとどまっている。銀行に対するもうけ過ぎ批判もあり、ATM手数料に関する顧客の不満は根強く、無料化のニーズは高い。
というように、消費者にとっては良いことなんですが、10億円の経費をどうやって回収するのかというのにポイントがありますね。ただ、手数料タダにするということはそれだけ新規の口座開設者が増える可能性もありますから、りそなが試行してみて実際に口座開設者が増加したらメガバンクもダーっと同じ戦略をかけてくるんじゃないかと。
ATM手数料終日無料と言えば「新生銀行」のウリだったんですが、改めて新生の手数料体系について見てみたら恐ろしいですね。りそなを遥かに超えています。
ATMサービス詳細と手数料一覧(新生銀行)
郵便局、セブン銀行、都市銀行(りそな含む)、あおぞら銀行、商工中金、それと海外の提携ATM100万台全部タダで使えるって・・。
あ、それとそれと、どうやら手数料終日無料化の動きはりそなや新生だけではなさそうです。地銀も動いているらしい。またちょっと調べて記事にしてみたいと思います。
[関連記事]
みずほ、銀行と証券の共同店舗が拡大-銀行と証券の融合へ
大手ネット証券5社の2006年度の売買代金は05年度と比べて「減」