東京をリアルに再現する“和製Second Life”(ITMedia)
トランスコスモス、フロムソフトウェア、産経新聞の3社が合弁で「株式会社ココア」を立ち上げ、その中でセカンドライフのような仮想世界“meet-me”を年内にもオープンする予定だということです。
以前書いた「ホーム」:PS3版セカンドライフ、4月から試運転という記事でもお伝えしたように、セカンドライフライクなサービスがいろいろと出てきているようで。今から激戦区になっていく予感がしなくもないですね・・。
セカンドライフとの差別化は?
109や東急百貨店など街のシンボルとなる建築物を忠実に再現した渋谷区を手始めに、季節や天候なども同期させ、現実と仮想が重なるような世界の提供を目指す。
(中略)
産経新聞の阿部雅美取締役は「仮想空間向け情報発信はもちろん、空間内で起きる事象を取材して報道したい」と新しいネットメディアを目指す考えを示した。「ミート・ミー」は現実社会に限りなく近い社会常識を維持し、女性や子供でも楽しめる一歩進んだネット空間を目指す。
以前セカンドライフ内で雲が流れる技術を導入するというニュースがありました。
雲が流れる「Second Life」実現へ――Lindenが画像技術を獲得(ITMedia)
これに季節と天候が加わればさらにリアルなバーチャルワールド(?!)が実現するかもですね。でも仮に雨とか降ったら仮想世界で不快指数が増すのだけはやめてほしいですが・・・。クリスマスに雪とかはアツいかも。
ただ、バーチャルワールドって現実逃避の一環としての存在意義ってのも無いわけじゃなく、あまりに現実過ぎてストレスが溜まる世界というのは宜しくないですけど、ね。居心地の良さを追求してほしいですね。
主なビジネスモデルは
Second Lifeと同様、主な収益は土地販売から得る予定で、同日、企業向けに土地の仮予約受け付けを始めた。
ということで主なビジネスモデルはやはり「土地」らしいですね。
co-coreのサイトでは土地予約フォームがもう出ています。
ただしRMT(Real Money Trading:現金と換金)は今のところしない方針ということ。今後の日本の法整備の様子を見て、ってとこでしょうかね。あくまでコミュニケーション/コミュニティがメインのサイトになるということか。
さっきAlexaで2chとmixiを比較してみたらmixiの方が上だったことを考えると、コミュニティ寄りの方が日本ウケするのかもしれませんね。
携帯にも注力
トランスコスモスからのニュースリリースはこちら。
リアルな東京を再現し、誰もが気持ち良く楽しめる3Dバーチャルコミュニティを創出
トランスコスモス、フロム・ソフトウェア、産経新聞社の3社による合弁会社
株式会社ココア(Co-Core)設立
曰く、
まずは2007年内に、Windows Vistaプラットフォーム上で最適稼動するサービスを開始し、当然のことながら携帯電話等モバイルツールとも連携していきます。
「当然のことながら」と、かなりモバイルに注力する自信が見えますね。ということは携帯からアバターなどを動かせたりするんでしょうか?!ちょっと期待。
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