字幕.in−ニコニコ動画とは一味違った楽しみ方という記事で字幕.inのがどんなサービスなのかをちょっと取り上げたのですが、このウェブサービス、今までは矢野さとるさんという方が1人で作っていたのですが(当時「無職」だった)、これが法人化して矢野さんがめでたく社長になったらしいです。
プレスリリースはこちら。
字幕in株式会社設立について(字幕inプレスリリース)
で、プレスリリースには、第一号案件についても書かれていたんですが、こんな面白い企画が。
今回は事業化後の第一号案件として2007年9月全国公開予定の話題作「ミス・ポター」(主演:レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー 配給:角川映画)を題材にした、神田外語グループ主催オリジナル日本語字幕翻訳コンクールのシステムとして採用されました。「ミス・ポター」はピーターラビット®の生みの親、ビアトリクス・ポターの恋と波乱に満ちた半生を描いた物語です。審査委員長には字幕翻訳の第一人者「戸田奈津子」氏を迎え、優秀作品には豪華商品を進呈予定であり、コンテストの詳細は2007年6月中旬に公開予定です。字幕in株式会社設立についてより引用
という、今まで字幕.inを「ネタ倉庫」としてしか見てこなかった私にとっては物凄い面白い企画(というかこれが字幕.inの本来の使い方なのかも)と思います。英語学習の場としての字幕.inが出来たら、今度は語学や教材関連で何らかのオファーが来るかもしれませんね。
ちなみにコーポレートサイトを見る限り、従業員数はゼロ名。でもインターン生が入るらしい。
矢野さんのほかに役員1人と、インターンが1人入る。インターンは同じGMOグループの家入一真・paperboy&co.社長。同じ福岡出身で親しい間柄で、インターンとして入るのは、ジョークのようなものだ。
うそーん。家入さんが・・・ネタとしてしか言いようがないですね(笑)。ペーパーボーイって言ったらブログ「ジュゲム」とかレンタルサーバ「ロリポップ」とかで有名なアレです。
で、株主構成なんですが、あのGMOが出資しています。その出資額は・・
資本金は50万円で、役員は矢野さんを含めて2人。矢野さんが46万5000円(93%)、もう1人の役員が2万5000円(5%)、ベンチャーキャピタルのGMO VenturePartnersが1万円(2%)出資して設立した。
1万円(笑)これまたネタですね。
しかし字幕.inで字幕コンテストという発想が今さらながら斬新に感じたので、ITMediaの記事に書いてあったようにように「聴覚障害の方にとってのコミュニケーション手段」だったり、もしかすると他にもいろいろと新しい使い方が出来るのではないかと思います。期待大。
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