サイバーエージェントの「マイクロアド」というコンテンツマッチ広告(コンテンツ連動型広告)があり、アメブロなどのブログでよく見かけるのですが、そこが「リターゲティング広告」という広告配信を始めるらしいです。
その名も「MicroAd Retargeting」。詳細ページは以下にあります。
Retargeting / MicroAd
同社の広告ネットワーク「MicroAd」を利用して広告を配信する。具体的にはまず、広告主のサイトを訪れたユーザーに対してCookieを付与する。そのユーザーが広告主で商品を購入するなどの行動を取らず、MicroAdに加盟している別のサイトを訪れた場合、「いまなら送料無料」といった広告を掲載し、再び広告主のサイトへの誘導を図る。
ブログ内などに置かれているマイクロアドの広告をクリックはしたものの実際に購入に至らなかったユーザーに対して、再びマイクロアドの広告が出たときに「再来訪」を促すようにキャンペーンとか他の商品紹介とかの情報を掲載するというものですが・・。
私の場合、ネットでモノを買う場合どういう感じでECサイトと接しているか自己分析してみると、以下の3パターンにおさまりました。
(1)「へぇ、こんなモノもあるんだ」興味はあるけど購買意欲はナシ
(2)あとで買いたいと思ったが今しばらくの間検討中
(3)実際に商品ページを訪れたが、広告の文言と違っててガッカリ
で、さらに(1)の場合、別の角度から商品をアピールすることでもしかすると(2)予備軍に入る可能性がありましたし、(2)の場合あとは安く買える時期などあれば、買おうと思う確率はだいぶ高まります。(3)の場合何をやっても効果ナシ。むしろこれ以上広告を見せるのが逆効果にもなってしまい、「うざい!!」以外の何者でもなくなってしまうんじゃないでしょうか。
で、私は3パターンですが他の人のパターンとか組み合わせてそれぞれ形態にあったマーケティングをしていけば実際に効果が上がるんじゃないかと。たとえば広告をクリックした後、他のどのページへも遷移せずに画面を閉じちゃった場合とかもちゃんと解析しておいて、そのユーザーには以後広告を載せないとか、実際に買い物画面まで行ってから「やっぱやーめた」って人には値段の壁とか送料の壁とかあるかもしれないんで、値引き情報を掲載してみるとか。
といろいろ書きながらサイト見ていたら、どうやら実装されてるっぽい。
MicroAd Retargetingクイックガイド
なかなかやるなあ。これだけの機能があれば、あとは商品力とそれを生かすECサイト構成を考えていくことだけに専念できるかもしれませんね。
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