IRI・インターネット総研が上場廃止へ。日本のベンチャーは肩身が狭くなっている

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IRI東証マザーズ上場廃止、ベンチャー企業上場のリスク(Yahoo!ニュース)より。

今朝の日経を眺めていたらIRI(インターネット総合研究所:4741・東証マザーズ)が整理ポスト入りで上場廃止のニュースが。びっくりです。

なぜ上場廃止になったかというのがIRニュース(インターネット総合研究所)に載っているんですが、子会社のIXIが民事再生法適用(破産)で決算が確定できず、投資家がIRIに投資するための判断材料となる情報が適正に開示されていない、と東証が判断したという感じです。
IXIについては以下の記事にちょこっと書きました。読んで頂ければ幸いです。
IXI、民事再生法適用で株価179,000円→2日で3,000円に…怖い

しかしこれでまた一つ新興市場に投資するのが厳しくなってきたような気がしますね。IRIの見解と元記事の結論部分が参考になったので紹介します。

本日、突然、上場廃止決定の通告がなされました。当社の潔白性は認められたものの、かつて東証二部上場企業であったIXI が長期にわたる不正循環取引に起因する経営破綻によって、IXI 決算が確定せず、この状況の中で当社が正確だと判断する財務諸表を作成し提出を行ってまいりました。しかしながら、東証の審査結果による、本日の上場廃止決定の理由については、誠に遺憾であり、当然、納得できるものではないと考えております。

今後、経営体質が磐石でない企業が、財務監査の厳格化によって整理ポストに移管したり、安易な上場ができないようになる可能性も指摘されている。本来、新興市場などは、個人投資家にもハードルを下げ、株式市場を活性化させるとともに、企業エンジェルという文化が根付いていない日本においてベンチャー企業の資金調達、ひいては景気浮揚という政策的な目的もあったはずだ。いまのところ、この機能は裏目にでているといえるかもしれないが、新興市場そのものが過渡期であるがゆえの事態ともいえる。

以前から新興市場悲観論を繰り返してきた私にとってはかなり納得のいく文章なんですが、もともと東証マザーズは市場の「母」として作られた新興市場で、企業を育てる意味合いもあったはずなんですよね。

それが今、あまり良くない風に方向転換して、企業をバッサリ斬り捨てるという姿勢に移りかけているんじゃないか?と、ふと思うんです。「ライブドアショック」と「日興コーディアル」の事例も然り。日興コーディアルグループ株式、東証が上場維持を発表という記事でも少しだけ触れましたが。

おそらくですが、ライブドアも最初から上場してレバレッジ(てこ)を効かせて、それを元に悪事を働こうという気はなかったと思いますし。途中でインターネット企業からファイナンスへのめりこんでしまったのがあまり宜しくなかった、と、一個人の視点で思います。

どことは言いませんが、高度経済成長の時代に方向を誤ってもメディアが悪いように取り上げなかった(あるいは口封じした可能性もある)、という企業もわんさかあるわけで。もちろんその時代、その時代によっていろいろな事情はあるとは思うんですが。

まあ「時代の流れ」で考えると、確実にベンチャーにとっては大きな向かい風になっていると思います。大きなビジョンをもった事業計画とそれを達成するための技術、その2つだけでは上場できない、あるいは上場してもすぐに廃止にされるという危険が潜んでいると思ってしまう今日この頃です。

日本からグーグルのような素晴らしい知恵と技術の結晶のような企業がいつか生まれてくることを祈って。



posted by teraitakeshi at 2007年05月24日16:58 | Comment(0) | TrackBack(0)




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