新潟県のウェブサイト内「新潟県立野球場」のページにグーグルアドセンスが試験導入されています。なかなか面白い試みだと思います。
以前「バナー広告」を募集する地方自治体のウェブサイトが増えてきてるという記事でもお伝えしたんですが、最近地方自治体のウェブサイトに一つの「収入源」として広告を入れるというモデルが出来上がりつつあります。地方自治体のウェブサイトはアクセス多いですからね。これを有効活用しない手はない、ということでしょうかね。
県は平成21年の新潟国体に向けて建設を進めている新潟市の県立野球場(仮称)のPRページ(http://www.pref.niigata.jp/doboku/engawa/sosiki/seibi/toshiseibi/npbs/)に、コンテンツ連動型広告を試験的に導入。サイトの下部には解体工事関連情報や転職情報、アパート経営・土地活用情報の広告が掲示された。
県情報政策課は「県のサイトとして不適切な広告が配信される可能性もあるので、実際の収入動向もみながら検証したい」と話している。
でも、どうもコンテンツ連動型(コンテンツマッチ)広告というのは今の日本では単価が低いと思うんです。そのことはGIGAZINEさんにも書かれています。
ですが、1クリックあたりが平均して日本円で40円。大体ざっと調べてみると、1クリック当たりの単価が米国では最大で日本の約10倍。つまり、NHKの番組で出てきたような生活をする人というのは日本では実際のところ、ほぼ無理です。同じアクセス数を誇って、同じクリック数であっても、日本では収益が大体10分の1ぐらいにしかならないということです。
英語のブログにアドセンスを置いたらどうなるか?というのを実証すべく、コツコツと英語でブログを書いている最中ですが、文法が汚すぎて見せられません。悲しい・・。
まあそれはそれとして、グーグルアドセンスの導入は非常に面白い試みではあるけれども、同じ日本ならまだバナー広告の方が儲かるということにもなるかもしれませんね。
ただ、地方自治体がバナー広告を配置しているページは主にトップページ。一番アクセス数が多く、広告主も目につきやすいのでまとまった金額を取れるから良いものの、ニッチ…というか限られた人しか見ないようなページ(今の例で言えばそれこそ県立野球場とか)にバナー広告を募集したところで何千円と、本当にお小遣い程度のものにしかならないかもと考えると、広告を取る/掲載するための手数料とかを諸々差し引いて考えると、サイト中の文章などのコンテンツを読み上げて、それに合わせて自動で広告を提供するというグーグルアドセンスのようなコンテンツ連動型広告が一番最適なものになる、ってことも考えられますね。
しかしこのモデル、成功したらかなり面白いことになりそうですねぇ。
[関連記事]
グーグルアドセンスを使って稼いだ強者の中に「情報商材」な人がいた件について
アフィリエイトはリンク集型から「コンテンツ重視」の流れになっているらしい
NHKがGoogleの特集を放送 グーグル革命の衝撃とは
そうすると私のHPって一体・・・・・
今からどんどんコンテンツ増やしていけば面白いと思いますけどね〜
CNET
http://japan.cnet.com/
とかにもグーグルのニュースがゴロゴロ転がってますし、ピックアップしていけば新潟県のサイトよりも凄いことになるかも?!