よほど大きな変化が無い限りこうなることは目に見えていたんですが、やはりKDDIが止まらない。まず数字を見て行きましょう。
純増数(新規から解約を差し引いた数)
KDDI 249,000
ソフトバンク 163,600
NTTドコモ 65,800
MNP(モバイルナンバーポータビリティ:番号継続制)による転出転入の差
KDDI 84,700
ソフトバンク 4,700
NTTドコモ -89,400
と、完全にドコモがKDDIに食われています。
何かドコモに打つ手はあるのか?ということで出てきたのが「ドコモ2.0」戦略。「ドコモ2.0」「高いというイメージ」などなど。ドコモの決算ななめ読みという記事にちょっとだけ書いたんですが、これ、Web2.0的な「バズワード」(これと言った定義もなく曖昧な言葉。言葉だけが一人歩きしているような)に終わってしまうんじゃないかと思っていたところ、「Docomo2.0」で検索をかけたらドコモ2.0の公式ウェブサイトにたどり着きました。
DoCoMo 2.0
日付を星で書いてあるカレンダー形式のサイトで、どんどん時系列で「ドコモ2.0」についての新しい情報が入ってきています。4月23日と26日に新しい機種の情報があり、23日はさらにサービスについての概要が記してあります。
うーんサイトの構成としては「機種やサービスのページに一発でたどり着けるようにした方がいい・・」とかあるんですが、まあそれはそれとして、サービスはどうなんでしょう。
・2in1
1台で番号とメールアドレスをそれぞれ2個持てる
・うた・ホーダイ
定額制音楽ダウンロードし放題
・直感ゲーム
携帯のセンサーを使って「傾ける」「手をかざす」などに反応してゲームをする。Wiiみたいな感じかな?
・DCMX
クレジット機能付き「おサイフ携帯」。これは他の電子マネー業者と組めば強いとは思いますが・・。
・ビデオクリップ
大容量のビデオが見れる。パケホーダイの同時加入を促すのかな。ある程度収益力はあるかもしれませんが、やっぱりユーチューブのようなCGM(ユーザーが作ってアップした)ビデオを投稿できるようなサイトがあるとさらに強いんじゃないかと思ったり。
と、ドコモ2.0が少しずつ見えてきてはいるんですが、あとはユーザへの分かりやすさとか料金体系とかが勝負の分かれ目と言ったとこでしょうか。
このままではどんどんシェアが食われていくドコモ。2.0宣言した今、これからの動向に注目です。
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