薄々そうかとは思っていましたが、どうも最近アフィリエイトの流れが変わってきているようです。それが数字的な変化になって出たようで。
グーグルやヤフーの検索エンジンの変化とともに、「SEO(検索エンジン最適化)」だけでは従来のアフィリエイトサイトではやっていけないという流れが出てきて、ある意味これは好ましいかと思います。
リンクシェアの花崎茂晴社長の話が上記記事に載っています。その中でちょっと気になったトピックをいくつか挙げてみます。
以下、枠内は記事からの引用箇所です。
同社パートナーサイトの昨年7〜9月のアフィリエイト報酬額を、サイトの運営形態別に調べたところ、編集コンテンツにアフィリエイトを張る「コンテンツ系」が前年同期比約2倍と大きく伸びたほか、ほぼすべての形態で報酬が増加していた。
ただアフィリエイトリンクを並べたサイトを検索エンジンで上位にヒットさせる「SEO/SEM(検索エンジンマーケティング)系」が唯一前年割れ。検索結果にアフィリエイトリンクを張る「検索系」もほぼ横ばいと苦戦している。
グーグルに「ページランク」という一つの指標があるのですが(詳細は「NHKがGoogleの特集を放送 グーグル革命の衝撃とは」をご覧下さい)、たくさんのウェブサイトからリンクが貼られていればいるほどページランクが高く、ページランクの高いページはグーグルの検索順位で上に来る、という有名な話があるのですが、「手っ取り早く被リンク数を稼ぐ」ためにはコメントをどんどん投稿し、トラックバックをどんどん送ればおのずと被リンク数が増えます。コメントを自動で書き込んだり、トラックバックを自動で送るツールも開発されているぐらい。
別にそれらのツールが悪いとは言いませんが、そう言ったツールを駆使して被リンク数を稼いでも、最近の検索エンジンが「被リンク数ばっかりで、中身の薄っぺらいページは無視するようになった」という流れにあるようです。もともとページランクは
「良いコンテンツならば、おのずとたくさんのページからリンクを貼るだろう」
というコンセプトで出来上がったという話を聞いたことがあります。
アフィリエイトビジネスで個人ブログがここまで存在感を持っているのは日本だけだという。「米LinkShareのスタッフと話すと、『ブログがアフィリエイトに影響を与えるとは思えない』と言われる」
これは驚きでした。思いつきで考えられる理由としては、
・ブログにバナー広告を掲載するシステムがあまり存在しない
・決まった広告主を持つと、その広告主にに対する批判が書けなくなる
・日本語ブログの数が世界一→ブログ以外(個人のウェブページ)の数が少ないのではないか
などですかね。
アフィリエイトバナーを出稿する広告主側では、テレビ通販の売り上げが伸びているという。動画コンテンツが一般化し、動画のアフィリエイトリンクが配信できるようになったことや、通販番組のネット進出意欲が高まったことが要因という。
テキストだけのブログはやっぱり殺伐としてますし、少しでもイメージになりそうな絵があったら、載せたいって思うのはあるんじゃないかと思います。このブログ然り。
かと言って、どのページにもバナー広告をペタペタと貼ると全体的なデザインもガタ崩れになっちゃう、というデザイン的な理由や、
「儲けたい気持ち丸出し」のページにするのもいかがなものかという少し日本人的な気持ちもあったりとかしますよね。
長々と述べましたが、被リンク数重視でコンテンツが薄っぺらいページが氾濫するよりも、オモシロイコンテンツがジャンジャン出てくる方が楽しいに決まってますから、ブロガーも、アフィリエイターも、アフィリエイト広告主も頑張って欲しいと思います。そんな他力本願な締め方で良いのだろうか。
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