もう1週間ぐらい前の記事なんですが、エントリーしようと思ったときに自分の考えがまとまらないままで、しかも現在も煮えきってない状況ですが、何とかかんとか書いてみます。。
まず、ライブドアが4月2日に「ライブドアホールディングス」に社名を変更し、持株会社制(子会社の株式を持ち、全体的な経営の統括をしていく)ということをはっきりするとともに、「ライブドア」という社名はポータル事業等を扱う会社となったらしいです。そしてLDホールディングスの平松社長は「ライブドアWeb2.0のリーダーになる」と言っています。
上記のことは、ライブドアにプレスリリースがありますので、それらが詳しいかと思います。
4月2日よりインターネットサービスに特化した新事業会社「株式会社ライブドア」誕生!(ライブドアプレスルーム)
新生ライブドア、CGM(ユーザー発信型メディア)/Web2.0領域で圧倒的No1を目指しポータルサイト「livedoor」を2007年4月2日(月)にリニューアルスタート!(ライブドアプレスルーム)
では、どうやってWeb2.0で首位に立とうとしているのか?個別でいろいろとデータを見てみました。話が長くなりそうなので、何部かに分けてお届けします。今回は「ブログ」に関して。
ブログは現在2位、首位FC2との差はそこそこ、しかし伸びが…
ブログ情報サイト“Blogfan”によると、3月のアクティブユーザー数はFC2ブログがトップで約33万人、これに対してライブドアブログは約27万人。昔はライブドアブログがトップだったんですけれどね。
ホリエモンが全盛期だったとき、球団買収に関する一連の騒動で、新聞雑誌を見るよりも「社長日記」に生の声が書いてある、とテレビでよく報道されて、そこから「ブログって何だ?」という人が分からないまま実際に始めたというのもあるでしょう(私もその一人でした)。そして逮捕後、ライブドアブログにアクセス出来ない時期がありました。サーバーが押収されたという噂が飛び交い、このままライブドアブログが閉鎖するのではないか?という憶測もちらほら。その間にFC2ブログにアクティブユーザ数首位の座を明け渡してしまったということを覚えています。
さて、2位となってしまったライブドアにとって、油断できない存在がもう一つあります。ヤフーブログです。3月の月間アクティブユーザー数約22万人。3ヶ月前の06年12月は20万人を切っていたことを考えると、会員数が何処まで増えるかは分かりませんが、右肩上がりなことは確か。1位のFC2も3ヶ月前は30万人を切っていました。それに対してライブドアは横ばいです。ほとんど変わっていません。
新しいブログ“PRAC”の存在
FC2とヤフーに挟み撃ちを食らったライブドアが考え出した秘策は「もう一つのブログサービスを立ち上げること」でした。ITMediaの記事より引用抜粋:
4月下旬には新たに、コミュニティー機能を備えた新ブログサービス「PRAC」をオープン。(中略…)
PRACは、Ajaxをフル活用したブログサービスだ。ブログ記事を解析し、似た記事を書いている人をキーワードなどから抽出してゆるやかにつながる機能など、ユーザー同士でコミュニケーションできるサービスにする。
AJAXに関しては「使える」「実用性がない」等様々な議論がされていますが、今回のPRACに関しては(まだ実際にリリースされていないので分かりませんが)ヒットになる部分もあるかもしれません。
ブログを通して人と人が繋がる場合、現在「コメント」「トラックバック」の2通りしかなく、これらは自分で“能動的に”意見の似通った、あるいは関連した記事や人を見つけて繋がっていたというのはあるのですが、記事を勝手に解析してくれて、自分と趣味が合う人が繋がってくれれば、自分から記事を探す手間が省けると思いますし、そこで生まれる意見交換・情報交換も、まったくフィールドの違う人と比べれば実りのあるものになるでしょう。
ブログで人と人が繋がるという観点から見れば“VOX”に近いものがありますが、PRACは繋がることを自動でやるという新しい試みなのかと考えればそれなりに興味が湧くかもしれません。
もちろん、これはリリースして、一定期間が過ぎて結果が出るまではどう動くか分からない話ですけどね。
次回はソーシャルブックマークの話か、RSSの話のどちらかです(笑)
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web2.0っていう定義自体微妙じゃない?
まー散々言われてきたことやけど
結局消費者重視なんやけど
消費者は別にそこらへんを目指してないと思うこの頃
久しぶりにコメンツした
Web2.0=ロングテールそのもの
って語る人もゐるぐらいで
ロングテールのトップってなんか
負け組って感じを醸し出しててちょっとやーね
きっと消費者は無意識のうちにWeb2.0を享受してる
そんな感覚なんじゃないかな。
たまに書くIT系の記事も、
検索で引っ掛かって、誰かが読んでって言う
集合知的な感じもしないでもないし