(1)国名・地名なども含めて一般的な名称を企業名に持ってくる
例:GE(General Electric)、GM(General Motors)、Bank of America(バンクオブアメリカ)、AT&T(American Telephone and Telegraph)など
(2)創業者の名前を企業名に持ってくる
例:フォード(Henry Ford)、マクドナルド(Richard and Maurice McDonald)など
(3)独自路線で名前を付ける
IT企業、特にインターネット企業には(3)のタイプが多いのではないかと思うが、(1)、(2)とは異なって、「由来」というのが存在すると思う。代表的なネット企業の由来は何かというのを見ていきたいと思います。
グーグルの会社概要から一部引用:
Google は10の100乗を指す「googol (ゴーゴル)」という数学用語から名付けられました。
Google という名前は、ウェブ上で使用可能な膨大な量の情報を組織化するという Google 社の使命を反映しています。
もうなんか、グーグルらしくてそういうとこが好きなんですが、「インターネットに出回る情報が膨大になる」ということを早い段階から予見して、実際、欲しい情報をほぼ一発で引き出す「検索」というアルゴリズムを完成させるという企業ブランドイメージに沿ったことをしていると思います。
Yahoo!
WikipediaのYahoo!の項目より引用。
Yahoo!の名前の由来は「Yet Another Hierarchical Officious Oracle」(またも登場した階層的でお節介な神託)の略だといわれているが、ファイロとヤンは自分たちのことを「ならずもの」だと考えているから、「粗野な人」という意味がある「yahoo」(『ガリヴァー旅行記』に登場する野獣の名前が由来)という言葉を選んだと主張している。さらに感嘆符が付いていることに関しては「ヤッホー!」「やったー!」を意味する感嘆詞のyahooと掛けているとも考えられる。
ちなみにファイロとヤンというのはYahoo!の創業者。単なる「感嘆符」なんだろうと思っていたが、「…神託」というのが取って付けたようでいながら的を射ているなと思って、なかなか面白い。
Amazon
Intermezzoさんの「Amazonの名前の由来は? あの矢印の意味は?」より引用:
名前の由来はもちろん南米の大河「アマゾン川」だそうです。あえて世界一長い川である「ナイル川」をはずしたのは、支流がありまくるアマゾン川の様子と、Amazon.comの扱う膨大な商品数をなぞらえたのかもしれません。AからZへ向かっている矢印もありとあらゆる商品を扱うという意味だそうで。
A→Zに付いていた矢印にはそういう意味があったのか…AからZまで商品の漏れがありませんよ、という意味合いなのかな。そう考えるとうまく出来たロゴだよなぁ、とか思います。
その他
YouTube
チューブというのは歯磨きのチューブじゃなくって「ブラウン管」という意味で、あなたの(が?)テレビ、みたいな意味合いか。
Microsoft
マイクロコンピュータ・ソフトウェアの略か。マイコン時代からあった企業だもんなぁ…。
シスコシステムズ
サンフランシスコにあるから、シスコというのだそうな。
インテル
由来.jpさんによれば、“Intergrated Electronics”の略。