「組織的に違反」:MS、グーグルを著作権問題で非難(CNET Japan)
このニュースより一部引用:
Microsoftの法律顧問補佐Thomas Rubin氏は米国時間3月6日、出版関係者を前に講演し、Googleは「組織的に著作権法に違反している」と語った。Rubin氏は、Google Book SearchやYouTubeを名指しで批判し、これらのサービスは「著作権を軽視している」と指摘した。
そういえばGoogle Book Searchを使ったことがなかったので、試しに使ってみた。
「あぁ、確かに著作権違反と言われても仕方がないかな」と思う一方で「何て便利なんだ」…というのが率直な意見。そういえばユーチューブも然りだなぁ。
私的な考えを言えば、マイクロソフトについては「独占路線」を歩んでいると思う。敵を極力排除し、シェアを拡大。Windowsは便利かどうかはさておきとして、均質化された規格を世の中に広めたのは間違いないだろう。
一方グーグルについては「共有路線」を歩んでいると思う。敵を排除するというよりは取り込めるものは何でも取り込み、シェアというよりはマーケット全体を拡大したと言った方がいいのか。グーグルのポリシーでもある「ユーザー主体」を考え、ユーザーの利便性を追及し、Web2.0を先導していった企業のように思える。
結局、独占路線対共有路線では犬猿の仲になってしまうのは間違いなくて「自分のモノか」「公共の財産か」なんて議論するのは論点がズレまくってしまいそうで。
たとえばGoogleブックサーチも、それぞれ利用を促すならアフィリエイトリンクでもつけておけば、そこから売上が上がったときにちゃんと著作権者に利益が還元される仕組みになるのにねって話。
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