そんな経験をされたことはないだろうか。
インターネット上に公開されているメールアドレスを無作為に集めるソフトが存在し、集められたリストは収集元やホスト名によりカテゴライズされて売られているという。
万全とまでは行かないが、これらの迷惑行為による被害を減らすため、検索サイトのロボットや検索ソフトにメールアドレスを収集されない為の工夫がいくつかある。
インターネット上、ホームページやブログにメールアドレスを公開する場合、参考になるのではないだろうか。
では、公開するメールアドレスを仮に「totemo@meiwaku.de.su」としよう。以下に、対処方法、やり方、コメント等を記述する。
1.メールアドレスを画像にする方法
例) ←サンプル画像です。
この方法では、検索ロボットに引っかかる事を防ぐことができる。
また、ドラッグしても文字として選択されないので、文字情報として コピー&ペースト(貼り付け) することができない。軽いイタズラ程度の動機による迷惑行為になら効果があるだろう。
なお、この画像はWindows標準の画像編集ソフト「ペイント」で作成した白黒ビットマップである。
2.@マーク(アットマーク)を他の記号に変えてしまう方法
totemo☆meiwaku.de.suと記述し、「☆を@に変えてください」と注意書きする。これと3を併用した方法もネット上では見受けられる。
この方法は、検索ロボットが " @ " (アットマーク) を手がかりにメールアドレスを探していることに対する対策である。
ただし、@マーク以降が "hotmail.com" などの有名なものである場合は収集されてしまうおそれがある。とはいえ、収集された場合も、最終的には人間の手を加えねばならず、迷惑行為対策としての効果は期待できる。
3.メールアドレスを全角で記述する方法
totemo@meiwaku.de.suと記述し、「半角に直してください」と注意書きする。
この方法は半角文字でメールアドレスを探す検索ロボットに有効である。(筆者だけかもしれないが)迷惑メールの大半が海外から送られてくる事を考えると、効果の高い対策なのではないだろうか。
4.メールアドレス中に意味のない言葉を交ぜる方法
totemo_kiwamete_@meiwaku.de.suと記述し、「_kiwamete_を削ってください」と注意書きする。
この方法は次のような特徴がある。
検索ロボットは"totemo_kiwamete_@meiwaku.de.su"としてメールアドレスを収集してゆく。集められたメールアドレスはリスト化される。リストを元にメールを送っても送信は失敗し、このメールアドレスは「送信失敗のリスト」に移動される。
もし人間の手で「送信失敗のリスト」から真のメールアドレスを割り出そうとしても、"totemo_kiwamete_@meiwaku.de.su"から"totemo@meiwaku.de.su"を割り出すのは「対処方法に気づき、いくつか試してみる」プロセスが必要となり困難であろう。
以上、4つの方法を紹介した。
余談だが上記の対処法では、次の"悪意のある人間が読む"ようなケースに対する効力が無い。
返信先に "「攻撃対象」のメールアドレス" を指定した迷惑メールを作成し、これを一斉に送信することで「攻撃対象」に被害を与えるという悪質な行為。
ならば悪意のある人間に読まれないような工夫を・・・
・・・するとみんなが読めなくなってしまいます。無念。
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