リンナイも同様の一酸化炭素中毒による死亡事故を起こしていた。
一酸化炭素中毒による死亡事故を引き起こしていたのは次の2機種。
リンナイ製の開放式小型ガス湯沸かし器
・RUS-5RX(東京ガスが販売した同型機の型番はRN-405SD)
・RUS-51BT
1991年07月〜1997年01月に製造された物
2003年以降、一酸化炭素中毒で3人死亡していた。同型の製品を使用している方は注意が必要。
上記の型の瞬間湯沸かし器は全国で100万台以上使用されている。2000年以降からは5件の一酸化炭素中毒事件が発生し、12人が一酸化炭素中毒者を出していた。
一酸化炭素はヘモグロビンの酸素脱着部に、酸素の200倍以上の力で吸着、血液の酸素運搬能力を阻害し、脳細胞などの酸欠による死亡を引き起こす。
自覚症状(めまい・吐き気など)を引き起こした頃には既に神経の麻痺から体が自由に動かない。一酸化炭素は空気と比重がほぼ同じで、室内で発生した場合は非常に危険。
匂いもなく、気づく頃には遅い。主に化石燃料の不完全燃焼により生じる。