大阪府泉南市のベンチャー企業「ジャパンマテックス」が産業技術総合研究所に提案して共同開発した。
アスベストは平成18年09月から例外(一部のガスケット、パッキン、断熱材、その材料)を除き製造等が全面禁止となっている。アスベスト製のガスケットは耐熱性・耐久性が優れており、代替部品の開発が容易ではなかった。
例をあげると、膨張黒鉛シート製ガスケットでは"粉落ち"と呼ばれる黒鉛粉の剥離が起こり配管内を汚染、ゴムを含む製品では熱に弱く劣化が早いなど、耐久性に問題を抱えていた。
今回開発された「クリアマテックス(M/#8131ND)」は、ステンレス基盤に膨張黒鉛と粘土膜の複合素材をコーティングした構造。これまでの代替部品が抱えていた性能問題を"クリア"したとされる。仕様温度範囲も−240℃〜420℃と広く、製油所などの化学プラントや火力発電所など広範に適用可能であることが特徴。
ガスケットは全国で550万個使用されている。発電所の他に自動車などでも需要を見込まれる。
産総研プレスリリースの記事へ
ジャパンマテックスのWebサイトに製品特徴を簡単にまとめたパンフレット(PDF形式)が掲載されています。
[PR]
敷金0礼金0のお部屋探し ≪スターツピタットハウス≫

不動産・住まいの無料査定
