不二家から漏れた一言「甘かった」

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 不二家埼玉工場(埼玉県新座市)は、消費期限切れの牛乳をシュークリーム製造に使用していた。

 2006年11月07日、不二家は埼玉工場にて消費期限切れの牛乳を使用したシュークリームを製造。この新古シュークリームは関東一都九県に16000個出荷されていた。発覚以前から不正が行われており、このシュークリームの場合は昨年10〜11月に製造・出荷された。

 今のところ被害届は出されていない。

 発覚は2006年11月08日に発覚。実際に不正を行ったのはパートの60代男性で、「捨てると怒られるので(牛乳の)においをかいで判断した」とのこと。
 発見したのは不二家100周年を迎えるために組織された"構造改革「2010推進プロジェクト」"(外部者8人・内部者7人で構成)で、一応は内部での発覚ということになる。

 こういった不正が以前からあったことも明らかになった。期限4日切れのリンゴ加工品を原料とした件や、社内基準100倍(法定基準値の10倍)の細菌を検出したシューロールを出荷した件などだ。2007年01月11日の立ち入り検査後、埼玉県は「普通の大手工場には当然ある、製造記録などを義務づけている安全管理マニュアルがない。ずさんな運営」(県生活衛生課)と指摘している。

 その後、2006年11月11日にこのシュークリームの消費期限となり、残りものが店頭から処分された。このため証拠が残っておらず、被害届もないことから食品衛生法の違反とはならない。期限切れ+実害なし=おとがめなし、これでよいのだろうか。

 さらに、2006年11月13日には、「発覚すれば雪印乳業の二の舞は避けられない」という内容の内部文章が出され、発表の遅延も指示されていた模様。不二家は年末のクリスマス商戦で三億円の売り上げがある。昨年年末に発覚したものを、なぜ年始の今になって発表したのか? 理由はこれか。

...本文中にある「消費期限」について

 '97 食品衛生法改正
 「賞味期限」=(これ以降は)味が落ちる
   ・レトルト ・缶詰 ・牛乳 など
 「消費期限」=(これ以降は)使えない
   ・生もの ・弁当 ・おにぎり ・牛乳 など足の速い食品


 余談ですが現社長 藤井 林太郎 さんは6代目。不二家の名称の由来は社長の名字「藤井」+「富士山」で、「二つと無い」という意味を持つとのこと。そのわりにはどこかで聞いたような事件です。

 ちなみにペコちゃんは1950年生まれ。不二家創業は藤井林右衛門が横浜元町に洋菓子店を開いた1910(明治43)年。証券コード 2211 (東証1部)。株価はここ2日間で15%の下落。

十一日の立ち入り検査で、埼玉工場の 広門 昭男 工場長は県側に説明:
「認識の甘さから商品を出荷していた」
ネットで見つけた名言:
「お前じゃ話にならん!ペコちゃんを呼んで来〜い!」

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posted by masaya00 at 2007年01月12日17:20 | Comment(1) | TrackBack(0)




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この記事へのコメント
Posted by 高橋三津雄 at 2007年01月22日 19:55
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