サイト名は「 rate it! 」
以下ITmedia NEWSより引用:
家電製品やネットサービス、飲食物、レストラン、病院などあらゆるジャンルで、商品名やサービス名、店舗名などを自由に登録し、5段階評価とコメントを付けられる。他人が登録した項目やコメントを再評価することも可能だ。
様々な製品や店舗について、全国のユーザーや客の感想がここに集まる。個々のブログやSNSサイトの日記などで語られはじめたユーザーの声がまとめられ、見やすい形をとることとなる。このサイトはまさに"Web2.0の王道"であり、それは社長自身のブログ内でも(直接ではないが)言及されている。
既存のサービスに価格.comがある。様々な製品の実勢価格を調査しランキングしているサイトだが、重宝されてきたのはむしろ製品ごとにクチコミ情報が語られる掲示板だ。rate it!と価格.comとの違いは病院やレストランなどの店舗やネットサービスなどをレビューできる点が挙げられる。店舗・製品・サービスに対する感想がたくさん集まれば、その優劣、長所と短所が明確になる。
さて、Yahoo!オークションを利用されたことはあるだろうか。このサイトでは出品者と落札者の評価が相互に行われている。欲しい商品があった場合、落札者は必ず出品者の「悪い評価」の数と内容に着目する。関心は
・支払う金額に見合った価値のものが送られてくるか
・早く商品が届くか
・確実に商品が届くか
・出品されているものと違うものが届いたりはしないか
などで、これらに問題があれば「悪い評価」に必ず反映されているはずだからだ。
ここにみられるように、金を払う者の関心が「悪評」に集まるのは間違いないだろう。当然ながらrate it!にも悪評が溜まることが予想される。またrate it!にアクセスする人間もそこに関心を示すだろう。
そうなると企業や事業主からの削除依頼も相応に送られてくる。動画投稿サイトYouTubeはかつて、この削除依頼の対応が遅く、それがかえってユーザーの人気を集めた。rate it!の存在価値を左右する「悪評」への対応を中心に、今後目を離せないサービスであることは間違いない。