
前回の記事で、2010年9月時点でのだいたいの流れを把握していただけましたでしょうか。
首長の「多選自粛条例」を提出するも16対23で否決され、現職も堂々と出馬の構えを見せています。さて、そうなってくると現職・山出保氏はどこかから推薦を貰うのでしょうか?
民主党 現職山出氏を推薦
まずは民主が現職を推薦するという記事から入ってきました。
選挙:金沢市長選 民主、山出氏支持へ 近く県連に申請 /石川
先日の記事でも書きましたが、民主は地方首長の4選以上禁止をマニフェストに掲げながら、少し情けない感じもします。
国民新党 現職山出氏を推薦
プラス、国民新党も推薦。
選挙:金沢市長選 国民新党が山出氏推薦 /石川 - 毎日jp(毎日新聞)
公明党 現職山出氏を推薦
組織力が強い公明も推薦していますが、公明もまた4選以上をマニフェストで封じていたはずです。
選挙:金沢市長選 公明支部、山出氏支持へ 県本部は自主投票 /石川 - 毎日jp(毎日新聞)
県本部代表の庄源一県議は「ルールに基づいたぎりぎりの範囲の対応だ」としている。
(ギリギリなんでしょうかこれは・・)
社民党 現職山出氏を推薦
あと、社民も現職を推薦しています。全会一致で。
社民党金沢常任幹事会で山出保氏を推薦決定 - 森かずとしのワイワイ談話室
共産党 独自候補の黒崎氏を推薦
共産はあくまで独自候補の黒崎清則氏を推薦。
選挙:金沢市長選 黒崎氏が出馬表明 共産党地区委員長、無所属で /石川 - 毎日jp(毎日新聞)
共産だけが独自候補の模索に関して言えばスタンスを曲げない、ある意味筋は通っているかもしれません。共産系の政治団体のスタッフの方とお話したんですが、「負けるとは分かっていながらも推薦します。選択肢を示すという意味で・・。」ということでした。
自民党 新人山野氏と現職山出氏の2人を推薦
そんな中、自民はなんと2名推薦するというニュースが・現職の山出保氏と、新人で金沢市議の山野之義氏の2名です。
選挙:金沢市長選 「苦渋の決断」自民支部2人推薦 現職・山出氏と山野市議 /石川 - 毎日jp(毎日新聞)
まとめ
ということで、各党派、現職の山出保氏支持が多いのは否めない・・。市政が長期化すると長いものに巻かれるのが自分の党派を守る処世術なのか・・・?現時点で分かる推薦状況は下記のとおり。
山出 保(現) 民・国・社・公・自
山野 之義(新) 自
黒崎 清則(新) 共
沖野 正憲(新) 無
米村 照夫(新) 無
推薦はしているものの、一体どれだけの票が獲得できるかというところも一つ課題になってきます。というのも前回の選挙戦、投票率がたったの27パーセントでした。前回の県知事選挙でもそうだったのですが、「党として推薦を決めた」からと言って全員一致で選挙の応援をするとは到底思えず、逆に、党に所属する議員たち個人が他候補を表立って支援するな、という封殺戦法も含まれてるんだろうな、ということが、議員個人のブログやツイッターを見ていて感じ取れますので、次はそれを紹介したいと思っています。
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