大きな地図で見る
個人的に気になるというか、チェックしている話題があり、ブログでお伝えしようかなと思ってエントリーに至りました。
11月21日告示、28日投開票の金沢市長選挙です。最近、ローカル新聞でも取り沙汰されることが少なくなってきており、情報の補足説明を少ししておきます。
・・・とは言っても長くなりそうなので、今回もまた連載形式になりそうです。
もう一度「多選とは何ぞや」、と「借金漬けの財政」
石川県知事選挙のときに書いた記事で、首長多選の問題について取り上げました。同じ人が何度も当選することによって「政治の硬直化」「甘い汁を吸える人脈が特定化してきている」ことが否めないのではないか?ということです。もちろん、明確な長期計画・ビジョンを据えて地方政治を運営しているのならば、それについて大いに議論することで、多選の是非も含めて総合的な話し合いもしていかなければならないとは思いますが、ここでまた問題になるのが、市債(借金)の残高が市民1人あたり100万円を超えるということ。
金沢市財政の概要DATA of KANAZAWA(PDFファイル)
国債も1人あたり800万円、県債が100万円、市債が100万円で金沢市の住民は1人あたり1,000万円の借金漬けになっていること。何度か市で大型開発しているのを見ているだけに、これもなかなか問題視されてくるのではないでしょうか。将来を見据えて、そこのビジョンはあるのか、現職に聞けるなら聞いてみたいのですが、まぁコンタクト取れないでしょうね。
選挙:金沢市長選 山出氏が公約発表 「世界に誇れるまちを」 /石川 - 毎日jp(毎日新聞)
県知事選→金沢市議会
そういうことも含めて、石川県知事選挙では多選に一石を投じた桑原氏は敗北を喫したのですが、その流れは今度、金沢市議会へと進んでいきます。
金沢市議会に市長の多選を制限する条例を提出 | 金沢 浅野川洪水 水害被災者の日記
今年9月のことなのですが、ポイントは「超党派」ということ。知事選では「民主党は地方首長の多選に対して反対で、独自候補を擁立する」という党内マニフェストがある一方、知事選では現職を推すという結果に。
ですが、今回の多選自粛条例の提出は「20年後の金沢を考える会」という超党派の5名から起こった案ということに興味があります。
実際この「多選自粛条例」は金沢市議会で、16対23という結果で否決はされたものの、私としてはもっと大差で否決されると思っていただけに、考えさせられるところがあります。
このあたりまで、9月下旬までの流れを書いてみました。
次回は議員・党派・会派の考えでブログ・ツイッターから拾える情報を書いていきます。