詳細は以下。
IPアドレスとは、インターネット上の住所にあたるものです。
"66.249.89.147"といったふうな4組の数字で表現されます。
自宅サーバーにアクセスするときは、このIPアドレスか
後述するホスト名が必要です。
IPアドレスを知ることで、そのパソコンがどこのプロバイダを通じてインターネットに接続しているかが、一般の人でも簡単にわかります。(多くの場合おおまかな所在地もわかる)
IPアドレスは数字で視覚的に無機質なので、DNSという仕組みを使って上記のような数字を"hogehoge.co.jp"といった文字に置き換えています。これをホスト名といいます。
また、自宅サーバーを運営している場合、特別な契約をしない限り、接続するたびにIPアドレスが変わってしまいますので、これを解決するためにもDNSの仕組みが使われます。
DNSサービスを使えば、たとえIPアドレスが変わってしまっても、定期的に新しいIPアドレスを"hogehoge.co.jp"等のホスト名に結び付けておくことが可能です。
ところがこのDNSサービスは費用がかかります。無料のものもありますが、定期的なアクセスをするなどの手間がかかるため、公開を前提としない自宅サーバーには不向きです。
そこでDNS抜き(ホスト名無し)でなんとかIPアドレス知りたいぞ、ということですが、その方法は大まかに3つ。
@出かける前などにIPアドレスをメモしていく
AIPアドレスが変化したとき、自宅PCから携帯にメールさせる
BIPアドレスを記録しているサイトに自宅PCからアクセスさせる
@ここでは論じません。
AIPアドレスが変化したときにメールを送るプログラムを利用します。しかし前提として、自宅PC(自宅サーバー)にメールサーバーソフトが導入されていなくてはなりません。
メールサーバーの運営には公開に際する責任が伴うため、自宅のIPが接続の度に変化してしまう動的IPアドレスには向かないのです。
参考のため、Aの場合に関係するソフトを列挙しておきます。
LocatePC:IPアドレスの変化を検出するとメールを送信するソフト
Radish:フリーのメールサーバーソフト
Bさまざまなサイトがありますが、安全性を考えて紹介するとGmailになります。Gmailは「アカウントアクティビティ」の名でアクセスログを見ることができます。ブラウザのスタートページにGmailを設定し、Windowsのスタートアップにブラウザを登録しておけば、遠隔地で自宅PCのIPアドレスを知ることができます。