グーグルはどのような仕組みで検索結果の順位を付けているのか、ということを計る数式の一つに「ページランク」というものがあり、明快かつ合理的な仕組みで有名になっています。
・・が、上記記事曰く、人事まで数式で決めているという説が。社員の評価や給与などのデータをもとに、辞めそうな人を特定しているという・・。
このアルゴリズムは、Googleが大企業化でかつての魅力――ベンチャー的な雰囲気と株価の急上昇――が薄れる中で、特に有望なエンジニア、設計者、営業担当者の離職を防ぐために取っている対策の1つだ。データ分析は、社員のトレーニングや能力評価のためのリーダーとの面談などの従来手法を補完するものだ。
Googleのアルゴリズムは、同社が「社員が辞めたい気持ちに気付く前に彼らの頭の中に入り込む」のを手助けすると、同社の人事部門を率いるラズロ・ボック氏は言う。
とのこと。具体的にどんな数式かというのはおそらくトップシークレットなのでしょうが、たとえば会社を辞める兆候にある人は、それを引き止めるときにはほとんど手遅れだった・・という話はよく聞きます。
むしろ「辞めてしまおう」と本人が気づいた段階で既に辞めた後のことが頭に入ってきてしまうので、「辞めたい」という気持ちが頭の中に入り込んでしまう前になんとかしてしまおう、とデータ分析を行って、それが実行されていたら・・辞めようとしている本人が「辞めたい」ということに気づくことはないのでしょうね。
・・という風に、人間の思うこと・考えることを何でも数式化できるというのは、やはりそれがグーグルの社風なんだろうな、と思います。
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