内閣府の分析によると、「世論調査」がネットと訪問調査が同時進行して行われているのですが、訪問調査とネット調査のギャップが発生しているため、ただちに「完全ネット化」はされないという趣旨の報告がありました。
概要へのリンクはこちら。
「世論調査におけるインターネット調査の活用可能性」概要
〜国民生活に関する意識について〜(PDFファイル)
前回も指摘したとおり,現時点で世論調査が直ちにインターネット調査に置き換えられる可能性はほぼない。ただし,設問内容によっては世論調査としてそのまま活用できる可能性が高いものもある。また,ネット普及率が向上し,ネット利用者が国民全体に近づけば,自由時間の過ごし方などの設問が,あるいは,モニタ母集団の選定などを始めとした,インターネット調査における技術的課題が改善できれば,悩みや不安などに関する設問が,各々インターネット調査を世論調査として,将来活用できる可能性はある。
ネットとの比較対象は「個別訪問」による調査。少し気になったのが「調査期間」の項目。ネットは3日間で済んでいるのに対し、個別訪問は18日間掛かっていること。
あと、コストについては触れていませんでしたが、おそらくネット調査の方が格安で済むんじゃないかと思います。
さらに、ネットの方が(慣れてくると)自由に思ったままのことを述べることができるような気がします。
「緊急を要する調査」で「コストを抑えたい調査」にはネットをもっと、早くに活用すべきでは?と思うのですがね・・。個人的意見ですが。
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