このところ「年金詐欺」や「還付金詐欺」、「定額給付金詐欺」など、時事問題を逆手に取って、それに便乗するような形で不正にお金を取られると言った手口の問題が多発しています。
で、今回も時事問題に便乗したのでしょうか・・日本の感染症・伝染病などを研究する機関、国立感染症研究所を騙り、「豚インフルエンザに注意!」と呼びかけながら、対策マニュアルっぽいファイルが添付されており、それを開くと個人情報が盗まれるファイルだった…というスパムメールが報告されているようです。
国立感染症研究所によれば、添付ファイルはマルウェアの疑いがあり、開いてしまうとシステム情報の盗難や破壊などの被害にあう可能性がある。国立感染症研究所はすべての電子メールを「nih.go.jp」ドメインで送信しており、公開情報を電子メールで配信することはまったくないとしている。
ということで、それっぽいメールを発見したらまず、送信者のアドレスを確認しましょう。アドレスに「nih.go.jp」という文字が含まれているかどうか。
で「公開情報をメールで配信することはない」ということなので、豚インフルエンザなどの注意喚起文が書かれていたら疑ってみて、添付ファイルは開かないようにしましょう。
公開情報は国立感染症研究所ホームページで見ることができるので、メールで受動的に受信されることはない、という感じで捉えてもらってもいいのかな。とにかくインフルエンザの情報は「ホームページにアクセスして、取りに行く」というスタンスで、上記のようなメールが来たら即削除することをお勧めします。
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