家にあった自己啓発本は「史上最強の人生戦略マニュアル」「脳にいいことだけをやりなさい!」それとこの本だったのですが、如何せん前者の2冊を読んでおいたおかげでこの本が読めたというところでしょうか。
最初から「宇宙に対して周波数を発信し…」というくだりがあり、「うわ・・これは苦手な分野かも」と思いつつも、半信半疑で読みすすめていきました。
結局「シークレット」とは何かと言われれば、もう結構既出なので言ってもいいと思うのですが「引き寄せの法則」のこと。引き寄せの法則とは、・・・何と説明すればいいんでしょうか。たとえば、「デフレスパイラル」なんてどうでしょう。
デフレとはモノの値段が下がること。モノの値段が下がると給与が下がり、給与が下がると消費が控えられるようになり、そうなるとモノが売れないのでモノの価格がさらに下がり・・・
本書ではこういう「負のスパイラル」が人間の思考にも影響しているのではないかということが述べられているのではないか・・・というのが私的解釈です。
それでも何と説明すればいいか難しいなぁ・・と考えていたのですが、コピーライターの糸井重里さんのウェブサイトにいい文章が載っていました。
おそらく、部屋がちらかるのも、禁煙ができないのも、
朝起きられないのも、ダイエットに成功しないのも、
じぶんで、「わたし」をなめてるからだと思うんです。
部屋が汚い…あぁ、自分ってだめだ。
禁煙できない…あぁ、自分ってほんとだめだ。
なかなか痩せない…あぁ、自分ってつくづくだめだ。
あぁ、駄目、だめ、ダメ。自分ってだめ。
自分をなめてる…自分をだめと思うとダメなものがダメなものを引き寄せて負のスパイラルに陥り、思考の中に「結論。自分はダメ。」というのを焼き付けてしまうんじゃないか、と。
で、本書の書いていることは、そう言った「自分をなめてる感覚」でいると、負のスパイラルがさらに続いて、それが自分の現在・未来の行動一つ一つになって現れてきて、さらに自分をダメにする要素が現れ、その無間地獄が続くのではないか、という類のことなのではないかと思います(解釈に悩むところなんですが)。
じゃあどうすりゃいいんだ、ってことで、自分の中に思っているネガティブ思考を全部ポジティブ思考に変えればいい、ということでしょうかね。いくつか具体的には
・自分の良いところを自分で褒めてあげる。
(自分の長所が新たな長所を引き寄せる)
・自分の思考を「なりたい自分」に集中する。
(痩せたいと思ったら痩せた自分を想像する)
・それを出来るだけイメージとして焼き付ける。
(本書曰く「痩せてるときの写真があれば、それを貼っておくのがベター」と)
などなど。いくつか読み違えている部分もあるとは思いますが、なかなか面白い発想法だなと思います。
というのが我流解釈なので、詳しくはAmazonのカスタマーレビューなどもご覧ください。
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[関連記事]
[書評]脳にいいことだけをやりなさい! / マーシー・シャイモフ・茂木健一郎(訳)
[書評]史上最強の人生戦略マニュアル / フィリップ・マグロー・勝間和代(訳)
タグ:引き寄せの法則
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