今まで自分の中では「自己啓発」ジャンルはパターン化してしまっていて、本を読むと途中で「あーはいはい、これがオチね」という感じで固定観念化していたのですが、最近はまたいろんなアプローチから自己啓発について語る本が出てきた…それだけ世の中が複雑多様化してきたということでしょうか。
このブログの新ジャンル「自己啓発」の1発目はこの本の紹介からです。
まず、はしがきの勝間和代さんが言っていることにご注目。
いろいろと、仕事においても、家庭においても、自分の意にそぐわない、不都合なことがいろいろ起きていた。
そういった問題に対して、自分が正しければ、問題は自然と解決する
はずという誤った思い込みを持っていたことを今でも忘れない。
えぇ。自分が正しいから、と、正当性を主張しても今自分が抱えてる問題なんて解決できないんです。本にも書いてありますが、楽観主義者でも悲観主義者でもなく、現実主義者になれということが述べられています。
で、現実主義者になるために必要なアプローチの序盤の序盤、こんなことがグサっと突き刺さります。
人生の法則1.ものがわかっているか、いないか
私は個人的に思い込みが激しい性格で、一度思い込むと解決策を模索するために「あぁでもない、こうでもない」という無限ループに走りがちなのですが、この本の序盤に書かれていることを解釈して、「あぁ、結局自分は問題を一人で勝手に複雑にしているだけなんだな」ということを思い知らされる羽目になりました。
この「分かってるか否か」というのは含みが深く、結局自分が直面している問題の本質、それに必要な知識、解決策、そして実際それを改善するために必要な努力を含めて「分かっているのか?」と自分にもう一度質問して出てくる答えが「分かってなかった・・」というオチに陥るという自分なりのクセが解けたような気がします。なかなかそれでも難しい場合、質問やトレーニング形式の問題が豊富に用意されているので、自分にじっくりと磨きをかけることができるかもしれません。
そこさえトレーニングできれば、経営学の視点で言う「PDCAサイクル(計画→実行→検証→改善→計画…)」の流れに乗ることも可能かもしれません。
あ・・あとは結構状況が苦しくて自分に一杯一杯の人にとっては、精神的にバキバキになるかも分からないですが、臆せず最後まで読み進めると、得られる知識はあるかもしれませんね。
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気持ちが落ちかけたとき励ましてくれる自己啓発系メッセージをいくつか
『史上最強の人生戦略マニュアル』の書評を探していて、このブログにたどり着きました。ぜひ書評リンクをさせていただきたいのですが。
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