原油が下がればゴム株上がる：2008年10月20日の株価指数と人気銘柄

10月20日の国内株価指数は以下のようになりました。

日経225　　　9,005.59　↑311.77　(3.59％)
TOPIX　　　　　927.37　↑ 33.08　(3.70％)
2部指数　　　 2009.19　↑ 30.77　(1.56％)
JASDAQ　　　　　44.62　↑　0.78　(1.78％)
ヘラクレス　　 489.40　↑ 14.66　(2.99％)
マザーズ　　　 325.42　↑ 14.66　(4.50％)

特に後場、日経平均株価が右肩上がりを見せて、買いのエネルギーが強くなったかなと思ったのですが、思いのほか東証1部の売買代金は1兆8,800億円台。2兆にも届かずまだ警戒感ムードが漂っているようです。

業種別に見ると、横浜ゴム(5101)やブリヂストン(5108)が前日比プラス9％など、ゴム製品が全体的に上昇しているようです。その背景には原油などの原材料価格の低下→利益を期待するという動きがあるようです。
ブリヂストンが急反発、原材料価格の値下がりで収益回復期待が高まる 株式ニュース(goo マネー)

今年7月に1バレル＝140ドル台だった原油ももう70ドル台。ガソリン価格などにジワジワと反映されてきていると感じるのですが、この急落に対してOPEC(石油輸出国機構)が減産を検討する会議が24日開かれるようです。
OPEC臨時総会、日量100万バレル以上は減産か(IBTimes)

・・・でも、さすがに一消費者としては、原油価格に左右されすぎる生活は懲り懲りだと感じさせられます・・。

売買代金上位と急騰銘柄は以下のとおりとなりました。

＜売買代金＞

1.　8306　東１　三菱UFJFG
2.　8411　東１　みずほFG
3.　7203　東１　トヨタ自動車
4.　8316　東１　三井住友FG
5.　5401　東１　新日本製鐵

1位のMUFG、売買代金は700億弱でした。活発に動いたのは後場。800円前後でもみ合って、結果800円で引けたというシナリオでした。他トップ5圏の中に3メガバンクとも入っています。世界的に日本の銀行は「買い」なのではないかという見方も。
「株式」 三菱ＵＦＪ(8306)−個別銘柄ショートコメント(Yahoo!ニュース)

他、3位のトヨタはUBS証券が目標株価を引き下げる一方で、投資判断は修正しなかったということが材料となっているようです。
トヨタ自動車(7203)はUBS証券の「Buy」継続が刺激に　配当利回り4.5％で見直し買いが集まる(毎日jp)

＜値上がり率＞

1.　7477　ＪＱ　ムラキ
2.　4686　ＪＱ　ジャストシステム
3.　2658　ＪＱ　ウライ
4.　8201　東１　さが美
5.　4102　大２　丸尾カルシウム

1位のムラキは前日比プラス19円(86％)の41円。先月終わり頃に半期決算を下方修正してから株価が低迷していました。その後特にニュースがないので単純に「リバウンドかな・・」とか思うのですが如何でしょう。

2位のジャストシステムは前日比プラス50円(43％)の167円。

ジャストシス <4686> はオレゴン州政府への財務報告書の視覚化ツールを提供したことが好感されてストップ高となった。

ジャストシスがストップ高／JASDAQ市況(Yahoo!ファイナンス)

よくわからないので、もう少し突っ込んで見てみると、こんなニュースが。
ジャストシステム、SECのXBRLデータ視覚化で米社と提携(IP Next)

XBRLとはExtensible Business Reporting Languageの略で、財務データを分かりやすく表示しようと普及されつつある言語らしいです。

5位の丸尾カルシウムですが、業績予想を上方修正したことと自社株買いを行う、という2大ニュースがあり、株価は前日比プラス30円(38%)の109円になっています。
丸尾カルシウム(4102)が前日比+38％の大暴騰を演じる　4-9月期予想の上方修正と自社株買い計画の発表が刺激に(Infoseek マネー)

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